鍼灸は、どのような症状に使われているのでしょうか?

鍼灸治療について記載された診療ガイドライン

鍼灸は、昔からさまざまな症状に用いられてきました。

現在では、国内外で多くの研究が行われ、鍼灸治療について記載された診療ガイドラインもあります。

診療ガイドラインとは、これまでに行われた医学研究などをもとに、特定の病気や症状に対して、どのような治療が推奨されるかをまとめたものです。

鍼灸についても、疾患や症状によっては、治療の選択肢の一つとして推奨・考慮されています。

鍼灸が掲載されている主な疾患・症状

〇 慢性疼痛

〇 片頭痛・緊張型頭痛

〇 線維筋痛症の疼痛・こわばり

〇 がんの化学療法・放射線療法に伴う吐き気

〇 過敏性腸症候群

〇 産痛緩和・陣痛促進

〇 ジストニア

〇 乳がん内分泌療法によるホットフラッシュ・それに伴う睡眠障害

〇 COPD(慢性閉塞性肺疾患)など、非がん性呼吸器疾患に伴う呼吸困難

〇 間質性膀胱炎による尿意切迫感・頻尿

〇 女性下部尿路症状

〇 過活動膀胱

〇 脳卒中後の複合性局所疼痛症候群(CRPS)

〇 脳卒中後うつ

〇 顔面神経麻痺

このほかにも、疾患や症状によって鍼灸について検討されているものがあります。

ただし、「ガイドラインに鍼灸が掲載されている=鍼灸だけで病気が治る」という意味ではありません。

鍼灸は、薬物療法や運動療法などと同じように、症状や状態に応じて選択される治療の一つです。

当院では、現在の症状やお身体の状態を確認しながら、必要に応じて医療機関での検査・治療もおすすめし、鍼灸を適切な形で取り入れていきます。