鍼灸を受けると眠くなる

鍼灸の施術のあと、このまま寝てしまいたい
鍼灸治療を受けていると、
「なんだか眠くなってきた」
「身体の力が抜けてきた」
「このままゆっくり眠れたらいいのにな」
そんなふうに感じることはありませんか?
実は、鍼灸のあとに眠気を感じることは、珍しいことではありません。
では、鍼を受けているとき、身体の中では何が起こっているのでしょうか。
鍼灸のあとに眠くなるのは、なぜ?
私たちの身体には、呼吸や心拍、血圧などを自動的に調整している「自律神経」があります。
自律神経には、活動するときに働きやすい交感神経と、休息するときに働きやすい副交感神経があります。
仕事や緊張が続いているときは、交感神経が働きやすく、知らないうちに身体にも力が入っています。
一方で、身体がゆるんでリラックスしてくると、副交感神経の働きも関わりながら、呼吸や心拍などが落ち着き、身体は少しずつ休息しやすい状態へ向かっていきます。
鍼刺激と自律神経の関係については研究も行われており、副交感神経の働きが関係している可能性が考えられています。
鍼灸のあとに眠くなるのは、身体が休息しやすい状態へ変化していく中で、眠気を感じている可能性が考えられています。
身体の力が抜けたり、眠くなったりするのは、身体の緊張がゆるみ、ほっとしていることの表れのひとつなのかもしれません。
だからこそ、施術後の時間も大切にしたい
鍼灸治療を受けたあと、少しぼんやりしたり、身体の力が抜けたり。
「このままゆっくり眠れたらいいのにな」
と思ったことはありませんか?
でも、通院の場合はそうもいきません。
着替えて、外に出て、電車に乗って、家まで帰る。
せっかく身体がゆるんだところで、また少し頑張らなくてはいけません。
訪問鍼灸なら、その必要がありません。
ご自宅で鍼灸を受けて、治療が終わったら、そのままベッドへ。
「今日はもう何もしない」と決めて、そのままゆっくり眠る。
これも、訪問治療だからこそできることだと思っています。
鍼灸は、治療そのものだけでなく、治療のあとをどう過ごすかも大切です。
身体がゆるんだ状態を、帰宅のために無理やり起こさなくていい。
治療が終わったら、あとは眠るだけ。
そんな時間まで含めて、身体を整えるお手伝いができたらと思っています。